みなさんは白血病と聞くと、不治の病というイメージはないでしょうか?

実は私もテレビドラマの影響などでそのイメージがあったのですが、現在は医療の進歩によって完治する患者さんも増えているそうなんです。

医療の進歩は本当に凄いですね!

しかし、そもそも白血病がどんな病気なのか正直よく分かりません。

そこで今回は、白血病についての初期症状や治療方法、余命、白血病を発症した有名人などについてまとめてみました。

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白血病とは

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白血病とは血液のガンのことで、血液の成分である白血球に発生して、通常であれば赤く見える血液がガン化した白血球が異常繁殖して白く見えることから、白血病と呼ばれるようになりました。

血液の細胞には、赤血球、血小板、白血球があります。

そしてこの3つの細胞はそれぞれ、赤血球は酸素の運搬、血小板は出血を止める、白血球は体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物を排除するなどの役割をしています。

白血病は、これらの血液の細胞が骨髄で作られる過程の途中でガンになります。

そしてガン化した細胞は、骨髄の中で増殖して骨髄を占領していきます。

これによって、正常な血液の細胞は減少して貧血や免疫力の低下、血液をためておく脾臓が肥大するなどの症状が出てきます。

免疫力の低下によって、ウイルスや細菌に感染しやすくなり、肺炎などの感染症にかかりやすくなって、最悪の場合は、そこから死に至ることもあります。

白血病の種類

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白血病には色々な種類があります。

大きく分けると、ガン化した細胞が急速に増殖する「急性白血病」と、ガン化した細胞がゆっくり増殖する「慢性白血病」に分けられます。

そこからさらに「骨髄性白血病」か「リンパ性の白血病」かに分けられます。

一般的には急性期から慢性期へと移行する病気が多いのですが、白血病の場合は初期の頃の病状がゆっくりと進む「慢性期」に合併症などがなければ、数年後には「移行期」と呼ばれる時期になり、その後「急性期」になります。

しかし、移行期にならないまま慢性期から急性期へと移行する場合もあります。

※この他にも、子どもの頃にウイルス感染し中年以降に発症する「成人T細胞白血病」と呼ばれる、九州の特定の地域に多い特殊な白血病もあります。

白血病になる原因は?

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白血病だけでなく「ガンは」、遺伝子や染色体が傷付くことで発症するとされています。

その原因は、放射線やベンゼン、トルエンなどの化学物質や、ウイルスなどと言われていますがこれらが原因の白血病はごくわずかで、その仕組みの完全解明はされていません。

白血病の患者数は日本に原爆が落とされた時から急増しているため、多くの専門家は放射線にる遺伝子の変異と考えています。

白血病は遺伝するのか気になるかと思いますが、遺伝しないため遺伝が原因ではありません。

白血病の初期症状は?

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白血病の初期症状はほとんどなく、病状が進行してくると症状が出てきますが、白血病の種類によってその症状は異なります。

まず、慢性白血病は疲れやだるさ、リンパ節の腫れや貧血などの症状がだんだんと出てきます。

症状がゆっくり進むため、初期症状が分かりにくいようです。

そして、急性白血病は高熱や悪寒などの症状が急に出て、そのまま重症化してしまいます。

この症状は風邪と勘違いする人もいるようですが、病状が進行すると歯茎や皮膚からの出血などの症状も出てきます。

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白血病の検査方法は?

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白血病の検査方法には、問診や血液検査、骨髄検査などがあります。

白血病の初期症状が分かりにくいため、一般的な健康診断の血液検査にて、白血病が発見されることもあるようです。

血液検査では、貧血の症状や血液細胞の数値、種類に異常があった場合に白血病の可能性があるとみなされます。

白血病の可能性がある場合には、その後骨髄検査にて血液細胞の数や形の変化や、白血病細胞の数やタイプ、染色体異常の有無があるかなどを検査します。

骨髄検査には、骨髄を穿刺して骨髄液を吸引する「骨髄穿刺」と、骨組織を含んだ増結組織を採取する「骨髄生検」の2種類の検査があります。

この他にも必要があれば、画像検査や中枢神経の検査、感染症の検査なども行われます。

白血病の治療方法は?

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日本では、1年間に数千人もの人が白血病を発症していますが、他のガンと比べるとその数は少ないため専門の病院で治療が行われます。

白血病には大きく分けると「慢性白血病」と「急性白血病」の2種類あると説明しましたが、これらの白血病は治療方法も異なります。

慢性白血病の治療方法

慢性白血病の中心となる治療方法は分子標的治療です。

分子標的治療とはどんな治療方法なのでしょうか。

まず、ガン細胞は正常な細胞とは違ってぞうしょくを続けますが、増殖するのにもさまざまな特有の因子が必要とされます。

分子標的治療は、これらの因子を狙い撃ちして攻撃する治療で、その治療に使用される薬は分子標的治療薬と呼びます。

分子標的治療は、ガン細胞のみを狙い撃ちするため大きな副作用がなく治療効果があると期待されていましたが、近年ではそうではない場合もあることも分かってきました。

この治療は白血病細胞を減少させることが目的で、病期の進行を抑えて慢性期が持続することが期待されています。

慢性期の後に、移行期や急性期へと進行してしまうと分子標的治療では効果が十分に得られないため、化学療法との併用など治療方法の変更が検討されます。

急性白血病の治療方法

急性白血病は、出来るだけ早く治療をスタートさせることが重要です。

急性白血病の代表的な治療方法としては、抗がん剤治療、造血幹細胞移植、放射線療法があります。

造血幹細胞移植とは、正常な血液を作ることが困難な状態の場合に提供者の造血幹細胞を移植して、正常な血液を作ることができるようにするための治療方法です。

これらの治療方法は、①初回寛解導入療法、②強化療法、③寛解維持療法という順番で行われます。

初回寛解導入療法

寛解導入療法とは、抗がん剤治療のことで、これにより一気に白血病細胞の数を減らしていくことが目的です。

②強化療法

強化療法とは、①初回寛解導入療法で白血病細胞の数を減らした状態を保つために、抗がん剤を組み合わせながら体内に残っている白血病細胞を排除していく治療方法です。

寛解維持療法

寛解維持療法とは、①初回寛解導入療法と②強化療法によって、体内の白血病細胞がほぼ無くなった状態を維持するために、定期的(1年~2年ほど)に通院して身体への負担の少ない抗がん剤を投与する治療方法です。

これらの治療方法が終わった後は、定期的に通院し白血病の完治を目指します!

白血病と診断されてからの余命は?

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白血病と診断されてからの余命はどのくらいなのでしょうか。

白血病には色々な種類がありますが、全体的に白血病の5年生存率を見てみると、ステージⅠは約65%~85%、ステージⅡは約40%~60%、ステージⅢは約25%~40%、ステージⅣは約10%以下となっています。

あくまでもこれは白血病全体の5年生存率の目安ですので、白血病の種類によって大きく異なります。

急性白血病の場合は、治療の効果が出ないこともあって、余命数日~数ヵ月と診断されることもあります。

また、慢性骨髄性白血病は急転して急性になってしまった場合には、それまでの治療の効果がなくなってしまい余命3ヶ月~6ヶ月と診断されることもあるようです。

白血病は急性になる前の慢性の間に治療をすることがとても大切なのです。

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白血病を発症した有名人は?

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白血病は医療の進歩によって、完治も目指せる病気となっていますが、調べてみると白血病を発症した有名人の中には、惜しくも命を落としてしまった有名人の方々もいらっしゃいましたのでまとめてみました。

白血病を発症した有名人

・俳優の渡辺謙さん(58歳)

1989年、急性骨髄性白血病を発症しましたが、1年間の闘病生活の後に治療を続けながら芸能活動に復帰しています。

1993年には完全復活とアピールしていましたが、1994年に再発してしまいました。

その後、再び闘病生活を行い経過が良好であったため翌年には芸能活動に復帰されました。

2016年2月には早期の胃ガンを発症し手術を受けたことも明かしています。

世界のケン・ワタナベとして世界的に大人気の渡辺謙さんですので、白血病で闘病生活を送っていたとは思えないですよね。

現在はお元気そうでなによりです!

・元アナウンサーの大塚範一さん(69歳)

2011年2月、急性リンパ性白血病と診断され闘病生活をし本格的な復帰が目前でしたが、2013年3月に再発してしまいました。

その後、さい帯血移植手術を受けて血液型がB型からA型に変化したそうです。

2014年5月からはTVに時々出演するようになりました。

時々ではありますが、TV出演出来るようになって本当に良かったです!

・女優の吉井怜さん(35歳)

2000年に急性骨髄性白血病が発見されました。

2001年7月、骨髄移植手術をし血液型がA型からO型に変わったそうです。

2016年11月、俳優の山崎樹範さんと結婚したことを発表しています。

克服し結婚もされて本当に良かったですよね。

・政治評論家でコメンテーターの浅野史郎さん(71歳)

テレビのコメンテーターでよくお顔を見かける浅野さんですが、2005年に行った献血でウイルスに感染していることが判明しました。

感染経路は母子感染が有力でくすぶり型と診断されたため経過観察とされていましたが、2009年に悪性度が高い急性型に転化したため治療を開始しました。

浅野さんは骨髄移植を行い、現在は元気な姿で活躍されています。

・プロサッカー選手の早川史也さん(25歳)

早川さんは2016年春にプロサッカー選手としてJリーグデビューを果たしましたが、アルビレックス新潟の開幕戦に向けてトレーニングをしている中で体調に異変を感じていました。

早川さんにとって念願のプロデビューでしたが、急性白血病を患っておりピッチから病室に送られ精密検査をしてから骨髄移植が行われました。

その後、約1年間の辛い治療を行い2017年6月に退院することができました。

退院後もリハビリが続きましたが、2019年10月には3年7ヶ月ぶりに公式戦に復帰することができました。

・日本水泳界のエースの池江璃花子選手(18歳)

2020年の東京オリンピックで金メダルの獲得が期待されていた池江選手が、2019年2月に白血病であることを公表しました。

現在は入院と一時退院を繰り返しながら治療をしていますが9月には水泳の日本大学選手権の見学に訪れ、マスク姿ではありますが公の場に姿を見せています。

辛い治療に耐える日々を送っている池江選手ですが、1日でも早く元の生活に戻れる日が来てくれることを願っています。

白血病によって亡くなってしまった有名人

・歌舞伎俳優の市川團十郎さん(享年66歳)

みなさんご存知かと思いますが、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんのお父様です。

2013年2月に急性骨髄性白血病を発症しましたが、闘病生活を送り舞台への復帰もしていました。

亡くなった原因は白血病の再発ではなくて、以前行っていた抗がん剤治療の影響で免疫力が低下していて風邪から肺炎になりそれが重症化してしまったためでしたが、白血病の治療が影響していました。

・女優の夏目雅子さん(享年27歳)

1985年2月に急性骨髄性白血病と診断されましたが、本人には極度の貧血と告げていたそうです。

白血病の診断後に7ヶ月間の闘病を続けて経過も良好でしたが、肺炎を併発しその後に急遽してしまいました。

・歌手の本田美奈子さん(享年38歳)

2005年1月、急性骨髄性白血病の診断を受けて緊急入院されました。

骨髄移植が検討されましたが、提供者が見つかるまでの猶予もなく、さい帯血移植を受けました。

その後、入退院を繰り返しましたが肺への合併症により容態が急変し亡くなりました。

・空手家のアンディ・フグさん(享年35歳)

2000年8月、記者会見にて急性前骨髄救性白血病により危篤状態であることが発表され、その4時間後に亡くなりました。

・女優の日向明子さん(享年56歳)

2011年3月、急性骨髄性白血病で亡くなりました。

・落語家の10代目桂文治さん(享年80歳)

2004年1月、急性白血病を発症し、同月の31日に亡くなりました。

・お笑いタレントの中島忠幸さん(享年35歳)

2005年1月、急性リンパ性白血病を発症し治療中であることを公表しました。

中島さんは、お笑いコンビのカンニングの1人としてテレビなどで活躍されていて、相方だった竹山さんは現在も活躍されています。

2006年1月、さい帯血移植を受けて病状は安定していましたが、ウイルス性の肺炎を併発して12月になくなりました。

・野球選手の大豊泰昭さん(享年51歳)

2009年3月、急性骨髄性白血病にて入院しましたが8月に退院しました。

その後、2010年3月に再発してしまいましたが、骨髄移植を受けて9月に退院しました。

2015年1月、急性骨髄性白血病を再び発症し亡くなりました。

・プロボクシング選手の服部海斗さん(享年17歳)

2014年、急性骨髄性白血病と診断され、すぐに治療を開始し回復に向かいましたが、再発して2015年に慢性骨髄性白血病により亡くなりました。

・小説家の池波正太郎さん(享年67歳)

1989年、急性白血病で亡くなりました。

・プロゴルファーの上原宏一さん(享年61歳)

2009年、急性リンパ性白血病のため亡くなりました。

このように、多くの有名人の方々が白血病により亡くなられていたことが分かりました。

ご冥福を心よりお祈りいたします。

まとめ

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白血病についての初期症状や治療方法、余命などについてのまとめはいかがでしたでしょうか?

白血病を発症した有名人の方々の中には、病気を克服して現在も活躍している方もいらっしゃいました。

白血病は一昔前までは不治の病とまで言われていましたが、現在では医療の進歩によって完治の可能性もある病気となっています。

しかし、完治を目指すには早期発見することが大前提となっています!

自分は大丈夫だと思わずに、定期的に健康診断を受けるようにしたいと思いました。

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